建物診断
テクシードでは、建物再生の際、劣化の原因を徹底的に解析し、それに応じた施工をすることが大事だと考えています。すなわち「正しい診断、確かな施工」を行うことで“安全と快適”という付加価値を加えた、真の建物再生が実現できます。建物の調査・診断は、そのスタートラインである重要な作業で、その後の工事に大きな影響を及ぼし、工事の成否を左右することになります。私たちは、緻密なスケジュールと確かな技術力で建物診断を実施しています。
建物診断の流れ
1. 予備調査
まず、資料やヒアリングによる調査を実施。図面や過去の修繕記録などを確認します。また、入居者にアンケート調査を行い、要望などを聞き取ります。
2. 本調査
1目視・打診調査
目視・打診を主体とし、時にゴンドラ、高所作業車など仮設を使用して、建物全体の劣化状況を把握します。
調査対象
- ・屋上
- ・バルコニーの床
- ・壁下の床
- ・窓の周り
- ・壁の目地
- ・外壁
- ・下地コンクリート
2赤外線調査
外壁タイルの剥落の危険性を確認するために、赤外線カメラを使って調査します。
調査対象
・外壁
3付着力調査
外壁のタイルなど外装材のはがれる可能性や修繕の必要性を調べるために、下地コンクリートにどれくらいの強度で付着しているかを調べます。
調査対象
・外壁
4シーリング材性能調査
防水・気密・緩衝機能を果たすシーリング材の劣化程度を調べます。
調査対象
・窓の周り ・壁の目地
3. 報告書・提案書提出
調査・診断の結果に基づき、劣化判定を行って、報告書を提出します。また、劣化箇所の修繕・改修方法を示した提案書も作成します。