スタッフブログ

観音高等学校校舎23号棟外壁改修工事 その3

2021年02月02日

観音高校の現場の紹介は今回で最後です。

今回は最後の

③「適切な工法の提案」で工夫した点をご紹介します。!

校舎の手摺壁は劣化がひどく、弱いコンクリートを斫り落としてみると、下の写真のような状態に...。

s-タイトルなし-1-1.jpg


一般的な補修なら、何度も͡コテでモルタルを塗り付けながら補修していくのですが、
今回は型枠を作り、グラウト材という流動性のあるモルタルを流しこむ方法に変更したそうです。


グラウトの充填状況
s-タイトルなし-5-1.jpg


この方法に変更したことにより、隙間なくモルタルを充填することができ施工精度が上がったこと、

また、工期も短縮することができたそうです。



また、こちらの補強をする予定の柱のモルタルも、マーキングを見て分かる通りひび割れや浮きがひどかったそうです。

s-タイトルなし-3-1.jpg

その対策としてネット工法を提案しました。



下の写真のように左官屋さんがモルタルを塗っていますが、その下には白いネットが見えると思います。

このようにネットで面固定し、モルタルの剥落を防止する工法だそうです。

s-タイトルなし-4-1.jpg



このように仕様書には載っていない現場特有の状況にも、さまざまな工夫をして、
建物や周辺環境にとって一番いい施工方法を考えているんだなぁと思いました。

このような現場代理人の努力もあり、こちらの工事では広島県の工事成績評定が82点と素晴らしい点数をいただきました。
次回の工事にもぜひ生かしていけたらいいと思います。

工事に携わっていただいた方々、お疲れさまでした。











ページトップへ