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耐震調査

2020年06月18日

とある建物の耐震調査に行ってきました。


その建物は構造図面がないため、図面を復元するための調査が必要です。



鉄筋コンクリート造の建物では鉄筋の量が重要とのことなので、

下の写真(※今回調査した建物ではありません)のように鉄筋の径を確認するために、

コンクリートは一部斫り出して計測しました。




s-1-1-10.jpg



また、斫り出したコンクリート面にフェノールフタレイン溶液を噴霧して、

中性化や鉄筋の腐食具合などの劣化状況の調査も行いました。


色が変わっていない部分が中性化している部分なので、

下の写真(※今回調査した建物ではありません)ではコンクリート表面から中性化が進行しているのが分かります。


この中性化が鉄筋位置まで進むと、鉄筋が錆びやすくなります。



s-2-1-12.jpg



耐震調査といってもさまざまな調査があるので、また機会があればご紹介します。



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